支援は時として

先日、ある特命を受け、明確な課題解決のサポートの為に準備し、取材し、赴いた。

その地域では結構名の知れた企業で、社長様は声も張り、元気ハツラツ 関係者も全て集め仰々しい空間でのサポートとなった。

我々コンサルは事前に調べた資料や情報から習性として「仮説」を持って臨むのが常。

仮説を検証するがの如く、許される時間、質問を繰り返していくと本当の窮境原因に突き当たる。

身構えていた社長はついに根本原因を自ら語り出し、解決策さえ語り始めた・・・

裏付けるかの如く、幹部社員が日頃胸に秘めた思いを吐露し始め、仮説は確信へと変わった。
同時にこの企業なら出来る!の確信が持てた。

社長がプライドを捨て、根本原因に向き合い、社長が、社員が、最初に取組むべき具体的解決策を

自ら語ったのです。

明確な課題解決の前に自力で土台を固め、次のステップへ!

次回呼ばれない事が最高なのですが、もしお呼びが掛かれば、ほんの少しのサポートとただ横に座って見守る事だけで済むような気がする。

 

別れ際に社長と幹部社員から力強い握手、特に幹部社員の異常に強い握手が全てを物語っていた。