先日、ある若者の会に呼ばれ特徴ある人物に出会う。
大手有名企業に勤める彼は、私と正反対のスマートな容姿と身のこなしをしている。
聞くと上昇志向が強く頑張り屋さんでもある。
どうもこの手の人物に興味を持たれるようで困るのだが、どうすれば伸上れるのか?という古き良き時代にあった質問を浴びる。
思えば私が20代の駆け出し営業マンの頃、札幌のビル群を見て、サンルーフ全開の車中で「今に上り詰めてやる!」なんて身の程知らずに絶叫したもんだが、今の時代、そう簡単に組織の中で伸上れるとは思えない。何故か?
たとえそう考えていても保守的な多数派が君の成長を阻むだろう。当の本人も余程強い覚悟が無い限り多数派に飲み込まれ「出る杭」にはなれないだろう。
中途半端な「出る杭」は打たれる。
組織にヒビを入れるほどの楔を打ち込めばよいのである。それも段取りを経て…
「無理するな」「頑張るな」などと声を掛ける人は保守派と考えよ。君の足を引っ張るだろう。
時代錯誤と言われても良い。時代が変わっても普通では伸上れないのだから…
頑張りすぎて力尽きてしまうかもしれない。それで頑張らないのか?
だからその若者に伝えた。
「限界に触れることによって限度を知る」と
君の歩く道には頑張っても超えられない 限界 を感じる場面が幾度も訪れるだろう。
その 頑張った は君の今現在の限度。普通はそこで止める。最初はそれで良い。
しかし伸上りたいなら 普通 では駄目なんだ。何かを犠牲にする覚悟が有るか無いか?
そこで怯まず諦めず、突破して欲しい。但し壊れては基も子もないのでバランスが肝心
大丈夫!そのうち突破努力の限度が掴めてくるよ。段々楽に突破出来るようになるよ。
その先の新しい景色が君を迎えてくれるだろう。
廻りにどう思われるか?そんなもの知ったこっちゃない。
おじさんは本当に必死に生き抜いてきたから、周りの視線なんて気にする暇さえ無かった。
悩む、感じているうちは 暇があるんだよ!
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